裏垢

裏垢です

二年前と同じ輝きが、いま自分にあるか、いやない

ひょんなことから二年前の自分が写っている写真を見た。

知り合いのスマホである。

自分のスマホにもあるんだけど、別に率先して見ようとなんてしないから。

 

いやーびっくりしましたね。若い(笑)。

二年前もいい歳だったんだけど、でもなんかまだマシ!

いまなんて年中マグショットみたいな顔してるからね。寝起きとかマジビビるからね。でも「寝起きの顔ビビる」は二年前から言ってた気がするぞ。より一層やばいってことか。

 

二年後どうなんだろう。

今の自分の写真を見て、若いな、って思うんだろうな。

未来の自分を驚かせるために、少しだけ身だしなみ整えとこうかな。

 

そういえば今年のさくらは二年前の桜とも二年後の桜とも違う。

東京意外と桜あるな、なんて思いながらじっくり見ないまま、いつのまにか散ってしまう。

今年の冬、さまざま

話前後してますが……。

 

顔剃りを十年ぶりにした。

美容院だとまったくやんないからさ〜。十年、それはもう長い時間である。生まれた子供、もう近代的自我芽生えてるだろう。どうにか育ってくれてよかったよ、成人するまでまだまだ半分、か。なんて架空の子供を想像する始末である。

にしてもやっぱし顔剃っていいな。なんか肌が再生したような気分になる。

やはりメリットは「肌色が明るくなる」というところだろうか。しかし自宅でやるにしてもさ、いつもは適当に髭の生えたところを剃っているだけなんだよね。なんで正しい手順はわからないまま生きている。どういう剃り方が正しいのだろうか。ネットで検索してみるべきではないか。いまんとこしてないけど。

なんかわかんないまま生きてんな。わかってることなんてあんのか、ってくらいにな。

 

『テラヤマキャバレー』と『インヘリタンス』を観た。舞台である。

 

2024年に寺山修司を日生か〜なんて感慨深かったけど、いやでもなんやかや寺山修司ででかい劇場で、大勢の出演者で、っていうのは見栄えがあっていい。客席では、慎吾ちゃんのファンが多数(というかほとんどかな)で、なんだかすごく楽しそうにしていて、よかった。ルヴォー演出作品は、いつもなんとなく乗り切れないものがあるんだけど、今回はそんなことなかったし。

 

『インヘリタンス』は二部、それぞれ三時間はあるっちゅー大作であった。いやーよかったですね。俳優スタッフのみなさんの情熱というか気合いが感じられた。ネットでは、「オネエ言葉を使ってるのはどうか」的な苦言もあったけど、僕の感覚としては、友達とホゲてるときオネエになるやついるよな〜というくらいであまり気にはならなかった。減ってるのかな、そういうタイプ。作品のテーマも、『エンジェルスインアメリカ』の頃から時代はずいぶん変わり、新しい問題、そしてゲイコミュニティのありかたの変化によって、「継承」できるのか?  というところが描かれていて、なるほどな〜とか。

超個人的には、あの作家の男の子が、人ごととは思えなかった! ぜったいそう思った小説家たち、いっぱいいるはずだ!

 

他にも2本観に行こうと思っていた作品があったんだけど、とにかく体調が悪くって、行けなかった。しかし、寝るってのも大事だ。アクティブに動けない時期をうまくやりすごしていかなくちゃ〜なりません。

 

改めて考えてみたら、ここしばらく家族とパーソナルトレーナー、そして店員さんとしか会話してね〜じゃん、と気づいた。

やばいな、もう少し異文化交流とかしないと、頭がどんどん鈍ってくるし、凝り固まるんじゃねーの、ってんで、隠れてこっそりバイトでも軽くしようとした。気の迷いである。

で、なんとなくいい感じの店があったので、気軽に応募したんだけど、特に連絡ないな、と思ったら、夜に電話があった。

もう最初っからなんか勢いがいいというか、こいつ性格悪そう〜ってかんじの採用係で、

どんどん規約だとか募集がとかいってくるわけ。

「いやべつにどっちでもいいですよ〜」といってたら、

「アルバイト、大学生が多いですけど耐えられますか」「大学生のスケジュールを優先しますので半年ごとにシフトかわります」などなど。

もう面接する前に辞退してくれ、という気持ちがダダ漏れじゃん。

いや、絶対あったら喧嘩になるな、というか、こいつに見せる履歴書はねえ! と思い、

「じゃあ今回はやめときます〜」といって電話を切った。

あの某駅の某店、きっと大学生たちが楽しく仕事してるんだろうな〜。半年ごとに(大学生の授業のタイミングで)シフト変えてくれるなんていい店だ。

電話の主の名前ちゃんと覚えておけばよかった。どんなやつか、今度見に行ってやろうと思ったけど、まあどうでもいい。むしろ俺の方がどっちかってーと悪い気がする。

 

とにかくしばらく調子があたまもからだも悪かったんだけど、なんやかや整体やらCS60のおかげで不調改善されつつある。

 

このブログは裏垢なんていってるけど、ただの生活記録である。裏話も文句もたいしてない。ただ、超〜適当に文章を書いているので、いちおう文章でお金もらってる人間としてはどうなの? というところが、裏垢かもしれない。

 

はやいとこあったかくなってほしい。しかし、あつくなったらまただらけそうだ。いかんな。季節に負けっぱなし。

 

 

 

やっぱね、書くためにはね、健康っていうかねえ、リラックスしないとねえ

だるいなーだるいなー(稲川淳二風に読んでください)ってことで、毎日のように施術を受けている。

内容は各位検索してください。

1 カッピング

別にやって血行がよくなるわけでもない、って言われてますが、ひさしぶりにやってみた。

2 クイック整体

近所の店に飛び込みでチャレンジ。意外にいいような。

3 CS60

こちらもひさしぶりに。検索したら一駅先の駅でやってたので。意外にすっきり。

 

この「意外に」がミソ。プラシーボ上等!

おかげでやっとここで文章をしたためているわけです。

 

今後もいろいろやっていこう。

でもこんなふうにやってると、結局なにが一番効いたのかわかんなくなるような気が。

 

ほんとにさ〜身体ボロボロで全然書く気力起きなかったんだもん。この数年は療養ですよ側から見たら。せめて読書は、っていいたいところだけど、あたままわんないし、であった。

 

 

身体が少し調子良くなったんで、いまのうちに意識を変えよう、ってんでさまざまなスピ本を読んだりして。とくにこの『あなたという習慣を断つ』は面白かった。いちおう脳科学的に「引き寄せの法則」を解明するってかんじ。でもやっぱ瞑想が重要なんだよね。

以前TM瞑想を習ったんだけどあれも毎日やったほうがいいんだけど、なかなかさ〜! 夕方に落ち着いていられる時間が作れないし、夜はもう疲れ切って寝ちゃう、朝? 遅刻遅刻〜ってパンを口に咥えて走ってますから。そもそも余裕なさすぎでね。

瞑想を習慣化するように頑張ろう。あと、眠くても一応ストレッチを……。

 

いいかげん引き寄せブログ

昔やたら流行ったし、俺もやった引き寄せの法則

なんか最近冴えないな〜って思っていたとき、ふと本屋のスピリチュアルコーナーを見てたとき、ひさしぶりにやってみようかな、と思い立った。

で、買わなくても家にあったよな、ってんで一冊読んで、パソコンに瞑想CDの音源もあったよなってんで試しに寝るとき流して呼吸を整えながら瞑想してみた。

 

と、いうかかけたまま寝た。

 

これいま本屋さんでは発売してないのね。

 

で、その日は昼前まで熟睡してたんだけど、目を覚ましてスマホを見たら着信が。なんじゃなんじゃと掛け直したら、

 

仕事がきた。

 

思わず大文字。なんかブログっぽい(笑)。

 

うーむ、こんなに即効果があるとはおもわなんだ。なんかやっぱりこういうのって、素直にやるのがいいのか。

実際いろいろ本を読んでためしたりしていると、初めのうちはわりと「かなった〜!」とか「ワクワク〜!」(これはバシャール)、となって楽しいんだが、じき「あんま効かね〜な」となって飽きてくるんだよな。

でもさ、そもそも現世利益っていうんですか? 金持ちになりた〜い! ってことばっか考えててもなかなかならんからね。

ザ・シークレット』とか読んで、「果てしなく遠い親戚から遺産が!」みたいなとんでもエピソードが全員に降りかかるものでもないですしね。

どっちかってーと引き寄せって「いつも楽しいな〜」ってマインドだと人生いい方向に進むよね、的な話だしね。

 

でもちょっと改めて掘ってみると面白いかもしれない、ということで、ちょくちょく、なんかアメブロとかにありそうな「引き寄せ」報告ブログみたいなことをしてみようかなと思う。

 

というか昔友達と一緒にそういうブログ作ってみたことあるんだけどね。

いまその友達はヒーラーになってます。

人生、自分も他人もわけわからんな。そして面白いな。

 

 

二月の空は青い


節分の日、京都に。

というのも友達が八坂神社で豆まきするというので、せっかくなので見物にでかけた。

まったく豆、ゲットできなかったけど(わかっちゃいたけどたくさんの人で)。

 

東京に帰ってきたら大雪である。

翌日に母の付き添いで病院に行くことになっていたんだけれど、連れて行ったら大事故になりそうだ。

ぼくはあんまり予定をキャンセルしたり再び組むのが超〜苦手なのだけど、しかたがない。まったく慣れない。もう永遠の課題。

というわけで翌日、母は家、ぼくが検査結果を聞きにいく、ということになった(朝イチで電話して確認しました)。まあ結果は悪いものでもなかったのでよかった。

そして我が家から「歩くとちょっとかかるがタクシー使うほどでもない」という微妙な距離感の大病院、院内の看護師さんやお医者さん、そして受付のみなさん全員感じがいいのだが、なぜに電話応対だけはひどい対応なのか。そもそも電話受付する人が、電話してくんな的雰囲気出しまくるのはどうか、と。

でもいろんな人からかかってくるだろうから、もう辟易としてるのかもな〜。

 

時間も経ったので書くけど、コラボというか案件(出版とかではない)の依頼がきて、「やった、風呂の修理で金がすっからかんになったところに救いが!」と思って小躍りしていたんだけど、しばらくしてなしになってしまった。

まっ、しゃーないというか。地道にやっていこ。やっぱうまい話ってなかなかないし成立しないもんですね。

でもあの案件、もしいつのまにかやってて、別の人が呼ばれてたら、めちゃショックだな。いや、でもまあ自分が企業だったとして、そりゃ有名な人がやったほうがいっか。

むしろ俺のところに話が舞い込んでいたきた、というそれだけで、なんか夢がある話というか。

なんやかや、そこまで追い詰められてないのかも、自分。

突然スタジャンが欲しくなり、上野(というより御徒町からのほうが近いか)のアメリカ屋でスクーカムを購入。なんで突然ほしくなったのか。むしろ興味なかったんだが。

にしても、ふと鏡に映った自分に思いましたね。

あ、この格好、小学校の俺じゃん、と。これでジャイアンツとかライオンズの野球帽(野球興味なかったんだけどなぜか)被ってたら、完璧小学生のコスプレ。なぜに。

いや、なにひとつ変わってないということか?

そして上の写真、いつものことだが日比谷にきてもサンダルか、俺よ。

 

一月から、月一で、とある教室に通っていて、毎回飲み会的なことがあるんだが。ここしばらく筋トレとダイエットに影響がでる、と飲み会に極力でない、いやほぼ出ない、みたいな感じだったんだが、たまに飲酒して頭をぼんやりさせたほうがいいような気がして、参加している。

そこでは一応「小説家のキタハラさん」として顔を出しているんだけど、先月の飲み会で向かい合わせになったおばあさんに「知らないわ」なんて言われて(当たり前っちゃ当たり前なんだけどその態度の悪さというか失礼さにカチンときた)、で「本のタイトル教えてよ」とか挑むように言われ、なんでしょう、ムカつきすぎて教えなかった。べつにこの人に読んでももらわなくてもかまわん。あっちも読んでも意味わからんだろうし。

「知らないわ」のあとに「ぼくもあなたのこと知らないんでおあいこですね!」と返した。なんだろな。年配の方にすっごく偉そうにいわれても、当たり前だし超売れない作家なので基本気になんないのだけど、言葉より、人が醸し出すなにかに、人は敏感に反応するんだろうな、と思いましたね。

基本「本を出しています」的な自己紹介は聞かれない限りしないほうがいい、と思っているんだけど、今回はいちおう小説の勉強的な場所だったので。

でもあのバアさん(書いてるうちに再び腹立ったんで「お」をつけないことにした)、なんできてたんだろ。そんな集まりに。

 

そんなこといってるうちに、二月だというのにあたたかくなってきた。へんだな。三月くらいまでずっと寒い印象なんだけど。また寒くなるのか。

一月がこれだけあっという間なら、年末は秒で過ぎるだろう

一月はあっというまに終わってしまった。仕事や映画で慌しかった、家族の病院通いの付き添いに、自分もまたやたら病院に通っていたり、ああ、そういや筋トレもしていました。なんか日常ぽくなってしまったんで忘れてたけど。

 

カクヨムのほうで特別審査員としてコンテストの選考に関わることになったり(投稿された皆さまお疲れさまです!)、大学の授業にゲストとして出させていただいたりと、とにかく新しい仕事が目白押しでありました。

 

かといって、娯楽や買い物をしなかったわけではない。いやむしろ忙しいと物欲が燃えたぎる。

vvstore.jp

いいものを見つけてしまった。文豪マフラーである。名作の文章が首にチラリ。さっそくドグラマグラと屋根裏の散歩者を購入。病院の看護師さんに「なんの文字が書かれてるんですか? それ」と訊ねられ、誇らしげに自慢させてもらいました。

コンビニでは季節柄いちごフェアが開催され、ローソンのいちごみるくまんをダイエットしなくちゃいけないってのに貪り食ったりした。

そもそも仕事が重なり荒れているので、食生活は去年のようにきちんとしていないのですが、いちごがきたら、そりゃもう追いうちにあったようなものだ。

書泉グランデで平積みにされていた、飛鳥部勝則さんの『堕天使拷問刑』、お値段も高いのだけれど、タイトルすげ〜、あらすじもすげ〜、と仕事の合間の息抜きにしようと買ったのですが、これがもう面白くって、息抜きどころか二日かけて一気読み、他の飛鳥部作品も、値段を気にせず購入、品切れのものは図書館で借りて、とはまってしまった。

shosen.tokyo

なにに惹かれるのか。この世界観なのか。人物たちの諦観とユーモア、そしてどれだけ絶望していても生きようとする心なのか。

万人受けする世界ではないのはわかっているんだけれど(慣れない人にはグロい、とか思われるかもだし)、とにかく多くの人に読んでもらいたい、そして語り合いたい。こんなに一人の作家にはまったの久しぶり、いつぶりだろうか。

読書の喜びを再確認させてもらった。

こんなに暗いのに! 元気になってしまった。物語の力だなあ。

それにしても早い早い。原田宗典さんの小説にあったみたいに、「時間は分母」つまり、年を取れば取るほど、一年は短くなっていく。幼児過ごした時間のいちの一年と、おっさんの一年だったら、おっさんのほうが長く生きている分、短く感じるのは当たり前、というやつだけじゃないだろ。

ま、みんなやることいっぱいだしな。電車の中でみんなずっとスマホ見てるし。情報はバンバンはいってくるし、追いかけなくていけないことはたくさんだ。誰がしろって言ってるわけでもないのに、追い立てられている。

それともスピリチュアル的に新たなステージなのだろうか。なんか20××年には大変換が、とかよくいってるよね。そっち方面は最近追いかけていないので業界の流行りに疎いのですが。

やる気スイッチいくつか

新幹線に乗ることは別にかったるいと思わないのに、電車で一時間以上かかる、となると急にだるい気持ちになるのはなんでだろ〜? 車窓の景色のスピードだろうか。

年が明けて一週間が経とうとしたとき、やっとこさ初詣に。

東所沢まで、いってきました。令和神社にお参りである。もちろん買いました、〆切守。きたのは『熊本くんの本棚』が発売したとき以来。

おみくじを引いてみると、正月だからサービスしてくれているのか!? 大吉を引くこともできた。

なんとなく初詣をしないと、去年の名残を地味〜に感じるというか。やっとこさ本腰入れて頑張っていこうかな、と思ったりとか。

遅すぎだろ。

にしてもこの神社、その名の通りつい最近できたものなんだけど、非常に清らか。ちなみに夜になると光る鳥居とかもあるんで、夕方までミュージアムとかショッピングをして、暗くなってからまた見にいくのがおすすめです!(とかいいつつ僕は夜に人と会う約束があったので、ダ・ヴィンチストアとコーヒーショップのみ! ダイエットなのでラーメンwalkerもいただくことができませんでした! 次に行くときはきっと、この食事制限から解放されているはずなので、必ず食いたい)

 

どうも小説(とくに長編)を読むテンションにならず、短編やエッセイをめくっていたのだけれど、前々から読もうと思っていた大江健三郎先生の小説に関する文を読んだ。

いや、これがすごいんだ。

なんか頭が冴える、というか、自分、どんだけ頭使わないで文章読んでいたんだよ、と(笑)。

雑誌『MONKEY』でポール・オースターが「小説を書いているあいだは小説を読まない」ってインタビューに答えていたし、エッセイ評論実用書あたりを合間の読書にしようと思う。たしかに、書いているとき、書いている時に人の小説を読むってのは意識がそれてしまうというか、疲れるのである。影響受けすぎな気もしなくもないが(読書にもオースターにも)。

そんな流れで読んだ佐々木敦さんの『ニッポンの思想』(ちくま文庫)は面白かった。しかし、取り上げられれていた作品のうち、二つしか読んだことがなかった。読書家のはずなんだけどな、俺。

 

さりげなく奈良美智さんがいたり、また行きたいぜ、東所沢。

 

そうそう、以前から知り合いの(というか一緒にユーチューブやってるけど)のからした火南さんが本を出しました。

めでたいね。

 

料理小説多々あれど、本邦初のみんな大好きパスタ小説である。蘊蓄満載、そして作家らしい偏屈さ(笑)もあり、楽しい一冊である。

面白いのでぜひ!