裏垢

裏垢です

一月がこれだけあっという間なら、年末は秒で過ぎるだろう

一月はあっというまに終わってしまった。仕事や映画で慌しかった、家族の病院通いの付き添いに、自分もまたやたら病院に通っていたり、ああ、そういや筋トレもしていました。なんか日常ぽくなってしまったんで忘れてたけど。

 

カクヨムのほうで特別審査員としてコンテストの選考に関わることになったり(投稿された皆さまお疲れさまです!)、大学の授業にゲストとして出させていただいたりと、とにかく新しい仕事が目白押しでありました。

 

かといって、娯楽や買い物をしなかったわけではない。いやむしろ忙しいと物欲が燃えたぎる。

vvstore.jp

いいものを見つけてしまった。文豪マフラーである。名作の文章が首にチラリ。さっそくドグラマグラと屋根裏の散歩者を購入。病院の看護師さんに「なんの文字が書かれてるんですか? それ」と訊ねられ、誇らしげに自慢させてもらいました。

コンビニでは季節柄いちごフェアが開催され、ローソンのいちごみるくまんをダイエットしなくちゃいけないってのに貪り食ったりした。

そもそも仕事が重なり荒れているので、食生活は去年のようにきちんとしていないのですが、いちごがきたら、そりゃもう追いうちにあったようなものだ。

書泉グランデで平積みにされていた、飛鳥部勝則さんの『堕天使拷問刑』、お値段も高いのだけれど、タイトルすげ〜、あらすじもすげ〜、と仕事の合間の息抜きにしようと買ったのですが、これがもう面白くって、息抜きどころか二日かけて一気読み、他の飛鳥部作品も、値段を気にせず購入、品切れのものは図書館で借りて、とはまってしまった。

shosen.tokyo

なにに惹かれるのか。この世界観なのか。人物たちの諦観とユーモア、そしてどれだけ絶望していても生きようとする心なのか。

万人受けする世界ではないのはわかっているんだけれど(慣れない人にはグロい、とか思われるかもだし)、とにかく多くの人に読んでもらいたい、そして語り合いたい。こんなに一人の作家にはまったの久しぶり、いつぶりだろうか。

読書の喜びを再確認させてもらった。

こんなに暗いのに! 元気になってしまった。物語の力だなあ。

それにしても早い早い。原田宗典さんの小説にあったみたいに、「時間は分母」つまり、年を取れば取るほど、一年は短くなっていく。幼児過ごした時間のいちの一年と、おっさんの一年だったら、おっさんのほうが長く生きている分、短く感じるのは当たり前、というやつだけじゃないだろ。

ま、みんなやることいっぱいだしな。電車の中でみんなずっとスマホ見てるし。情報はバンバンはいってくるし、追いかけなくていけないことはたくさんだ。誰がしろって言ってるわけでもないのに、追い立てられている。

それともスピリチュアル的に新たなステージなのだろうか。なんか20××年には大変換が、とかよくいってるよね。そっち方面は最近追いかけていないので業界の流行りに疎いのですが。